2011/01/31

  • 商業出版というものに少しからんでみたことによる一番の弊害は、人が面白いと思うものを書かなければならないと思い込んだことかもしれません。いや商業だったらそれは当然なのですが、和風Wizの頃からどうして他の人が面白いと思うのか理解不能だった私には、そもそも人を楽しませようという熱意が希薄なのでした。つまり私商業に向いてない。
  • 今書いている群像劇は完全に自分のためで、連続したストーリーにしよう、とかは考えていません。こっちを書き、あっちを書きで脈絡なく続けていきます。これが100も200も積もったあとでタグで貫き検索したら一つ一つにつながりが出るかもしれませんが、それまでは決して読んでいて楽しいものにはならないと思います。
  • 私が作りたい群像劇用のシステムって、こういう風にタグを埋め込んだ小文がそれこそ幾百も積まれていて、読者が自分の好きなタグ+時系列昇順などを指定すると、その読者が読みたい部分だけのテキストなりhtmlなり電子書籍ファイルなりを自動で生成するものなのです。
  • 簡単なDBとロジックで実現可能なはずなんですよね。利用者がボタンを押してから30秒待つつもりさえあれば。テーブルにファイルパスとタグを積んで、ファイルパスからテキストを読み出す時に各書式に変換しつつリンクタグとかを自動生成してあげればいい。

 

  • ちなみにこの群像劇の舞台と同じものを今出版社に出してます。そっちが出版できない、ということになったらこっちで発表していきます。当面は、そっちの話に脇役で出てくる人たちの話を掘り下げるお話を連ねていこうと思っています。相変わらず脇役が大好きです。